【受賞】陳中春教授が粉体粉末冶金協会研究進歩賞を受賞
工学部機械物理系学科の陳中春教授が、2021年度粉体粉末冶金協会研究進歩賞を受賞しました。受賞題目は、「強塑性加工を施した熱電材料の結晶組織制御による高性能化」です。
この賞は、粉体および粉末冶金に関する基礎的研究において、(1) 独創的アイデアがあるもの、(2) 理論的評価の高いもの等の優秀な研究業績をあげた同協会会員に授与されるものです。陳教授は、Bi2Te3系熱電材料のメカニカルアロイングと熱間押出加工技術を開発し、結晶粒微細化と結晶配向化による熱電性能と力学特性の両立を実現しました。また、Cu ドーピングによる熱電性能向上の有効性とメカニズムの解明、機械学習の活用による加工条件の最適化、Zn4Sb3熱電材料の押出加工による合成・形状付与・緻密化の同時実現などを行ってきました。これらの研究は独自性が高く、国内外で高い評価を得ていることから、研究進歩賞に値するものと認められました。